KINDZMARAULI
キンズマラウリ
ジョージア
キンズマラウリ社は、ぶどう栽培からワイン造りまでを一貫して行い、こだわりのエステートワインを生産するワイナリー。
ワイナリーはカヘティ地方南東部のクヴァレリに位置し、コーカサス山脈、アラザニ川、ドゥルジ川に囲まれた地域に自社のぶどう畑を所有しています。
ぶどう栽培に適した天候、土壌に恵まれている自社畑のぶどうのみを使用することで品質の高いワインを生み出しています。
キンズマラウリ社はジョージアでとても歴史の深いワイナリーの1つです。その歴史は1533年、カヘティ王国時代の王であるレヴァン王がクヴァレリの要塞にワイン貯蔵庫を建設したことまで遡ります。キンズマラウリ社の醸造所であり、ワインのボトルにロゴが付されている”Duruji Valley(ドゥルジ・ヴァレー)”は15世紀に建てられた要塞の中にあります。
生産地について
ワインのルーツ、ジョージア
グルジアはヨーロッパとアジアの境にある旧ソビエト連邦のい構成国だった国で、コーカサス山脈の村落や黒海のビーチで知られています。12 世紀にさかのぼる広大な洞窟修道院があるヴァルジアや、古代からワインの生産地として知られるカヘティ州で有名です。首都のトビリシは、多様な建築や迷路のような旧市街の石畳の通りで知られています。
PREFERENCE ブランドのこだわり
POINT
01キンズマラウリのぶどう
キンズマラウリ社のぶどう畑は、ジョージアで最も重要なワイン産地とされる東のカヘティ地方にあり、コーカサス山脈、アラザニ川、ドゥルジ川に囲まれ、ぶどう栽培に適した気候に恵まれた地域に広がっています。それぞれの区域で微小気候(ミクロクリマ)を持ち、水はけの良い、黒い粘板岩を多く含む土壌が特徴です。主な栽培ぶどう品種は、サペラヴィ、キシ、ムツヴァネ、アレクサンドレウリ、ルカツィテリなど、ジョージアの固有品種が中心。ワインの原料に自社畑の厳選されたぶどうのみを使用することで、品質の高い特徴あるワインを生み出しています。
POINT
02数世紀の歴史をもつワイナリー
キンズマラウリ社の歴史はジョージア建国前のカヘティ王国時代にまで遡ることができます。
1533年、カヘティ王国のレヴァン王がクヴァレリの要塞にワイン貯蔵庫を建設し、王族向けのワインを生産していました。このワイン貯蔵庫が後にぶどう加工工場に改修され、ワイン工場“Kindzmarauli(キンズマラウリ)”として知られるようになりました。
数世紀にわたる長い歴史の間に培ってきた技術や当時から続く伝統的な製法と現代の技術が織り成すワインは、他にはない芳醇な味わいとなります。
POINT
03ドゥルジ・ヴァレー醸造所
ドゥルジ・ヴァレー醸造所は、15世紀、インナー・カヘティ地方のクヴァレリ中心地に建てられた要塞にあるキンズマラウリ社の醸造所。
ぶどう収穫後、発酵、熟成、ボトリングまで、ワイン醸造のすべての工程をこの醸造所で行っています。ヨーロッパ式、伝統的なジョージア式、両方のワイン醸造施設を持ち、ワイン、チャチャ(ブランデー)を含む40種類以上の酒類を生産しています。
ワインショップも併設されており、ワインテイスティングクラスやガイド付きの醸造所ツアーなども行われています。
POINT
04今なお続くクヴェヴリ製法
クヴェヴリ製法は紀元前6千年頃から今なお続く、ワイン醸造用の伝統的な素焼きの壺「クヴェヴリ」を使った伝統的な製法で、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
クヴェヴリ製法では、卵型のクヴェヴリに皮や種、茎ごとぶどうを入れ発酵、熟成させ、地中で貯蔵します。地中に埋められることによってワインの熟成・保存に最適な一定の温度を維持することができ、クヴェヴリ内部でワイン醸造に必要なプロセスが適切に進むのを促します。
まさに“大地で育まれたワイン”という独特な味わいのクヴェヴリワイン。まさに歴史を感じさせる味わいです。